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つきごとのためしのまにまに
2013-07-15
本日、午前10時より神武養正講社月次祭(つきなみさい)を斎行致しました。
 
何かネタはないものかと、昔の社報「美あかし」を見ていたら・・・
 
あるじゃないですか~!
 
宮崎神宮社報「美あかし」(昭和12年8月1日号)より
神武養正講社は、四月以降次第に結成の用意が進められ、5月4日縣の認可を經ていよいよ講員の結集も進捗し總數一千一百餘名となり、ここに神宮附屬の崇敬團體として永續の見込みもついたので、七月十五日を以て結成奉告祭が執行された。
當日は折惡く曇天に時々雨さへ催し蒸し暑い天氣であったが午前六時煙火の合圖にて役員諸氏先づ參拜各部署について待つ程に講員徽章を胸間に輝かせつゝ講員次第に參拜定刻までに約四百餘名となり拜所兩側に設備された二つの大テントに滿ち溢れる有様であった。
時刻宮司以下祭員手水修祓を了して參進昇殿、先づ參列員一同を祓ひ、ついで禰宜以下献饌をなし又當日までの入講者名を神前に奉奠して宮司恭しく祝詞を奏上、終わって宮司、相談役、副講長、理事總代、世話人總代講員代表の方々次々に玉串を奉奠して祭典を終了し此處に目出度く講社の誕生の趣が神前に奉告されたのである。
それより參列者一同は撤下の神酒を拜受し、神饌として神前にお奠へした御菓子を戴いて大前を退下した。尚この十五日は爾今毎月恒例の講社月次祭の日となり、同様小祭式に準じて講社としての祭典が行はれるのであって、毎月の入講者は月毎に同様神前に奉告される事になるのである。
同日午後八時より縣公會堂に於て結成記念講員會が開かれ、先づ副講長開會の挨拶をなし、ついで宮崎師範學校々長の「日々是建國」と題する講演があった。折から雷雨の爲聽衆は
極めて少なかったが校長の列々たる講話に一同感銘を深くし、終りに河合講長の挨拶があり午後九時三十分散會した。
 
とあります。
 
昭和12年7月15日に神武養正講社の結成奉告祭が斎行され、
次の月より毎月15日に講社月次祭を斎行すると記載されています。
 
つまり第1回の講社月次祭は昭和12年8月15日となります。
あれから満76年。
毎月欠かさず斎行されてきたと考えると
 
76年×12-1=911
 
今月で911回目の講社月次祭ということになります。
 
また「講員徽章を胸間に輝かせつゝ」と記載されています。
おそらくこの徽章のことだと思われます。
メダルの表面には「養正」と刻字され、ご東征の際に活躍する弓にとまった
金鵄(きんし)が施してあり、裏面には、
「官幣大社宮崎神宮神武養正講社(番号)」と、通し番号付でありました。
(※現在は製作していません)
 
さて表題についてですが、
月毎の例の随(つきごとのためしのまにまに)
月次祭の祝詞の中にある言葉で、毎月の例にならってという意味です。
 
宮崎神宮では毎月3日に月次祭、15日に講社月次祭を斎行しています。
ちなみに”3日”というのは神武天皇が崩御された4月3日に因んでのことになります。
 
以前にも書いた気がしますが、 
神職にとって最も重要なことは「祭」であり、絶やすことなく続けていく使命があります。
1回目、10回目、100回目、1000回目も変わらぬ気持ちで奉仕することは当然の
ことです。
 
改めて連綿と受け継がれている祭の意義を考えさせられた日となりました。
 
あなたのお近くの神社の月次祭はいつですか???
機会がありましたら、是非ご参列になれてはいかがでしょうか・・・
宮﨑神宮
〒880-0053
宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1
TEL.0985-27-4004
FAX.0985-27-4030
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