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一陽来復
2016-02-06
去る2月3日、節分祭併追儺行事(ついなぎょうじ=豆まき)を斎行致しました。
節分とは、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前日を指しますが、
今日では立春の前日のみを節分と称します。
御神前に御供えした福豆を、先ずは本殿から撒きます。
続いて皆様へ
神職をはじめ、総代さん、青年の方々に撒いていただきました。
子供のために、
頑張るのは、
お母さんです!
この日は、「陰極まって陽生ずる日」
古から「一陽来復」の日であります。
昔はこの日を以て「としとり」となしており、つまり節分祭は年越しの祭でもあり、
清新な新春を迎えるにあたって、国中の荒ぶる邪神、禍神を追い払う神事が
附随したものであります。
ですから、戦前の記事を紐解くと宮崎神宮では、現在大晦日に斎行されている
「古神符焼納祭」は、二月三日に行われていたようです。
さらに、「厄祓は節分までに受けた方が良いのか?」と聞かれることがあります。
この日を年越しとしていた名残で、新年を迎える前にお祓いを受けようとしたことの
意味ではないかと考えます。
さて、暦の上では春となりましたが、寒い日はもう少し続きそうですね。
さらには、昨年我が家では一家を襲ったインフルエンザが流行とのこと・・・
ご自愛の上、健やかな日々をお過ごしいただきますよう、お祈り申し上げます。