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去る１１月２３日、新嘗祭（にいなめさい）を斎行致しました。

 

 

この新嘗祭は、宮中においても斎行され、

天皇陛下が天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめ、神々に新穀をお供えし、

御自身もお召し上がりになられます。

新嘗祭の起源については、「天孫降臨」に際し、天照大御神が孫にあたる

瓊々杵尊(ににぎのみこと)に斎庭(ゆにわ)の稲穂をお授けになったことに

遡ることができます。

天照大御神から授けられた稲穂が栽培され、これが我が国における農業の始めと

なったのです。この神話にならい全国の神社では新穀の収穫を感謝するおまつりが

斎行されます。

 

 

本年も多数の野菜等をお供えいただきました。

 

 

庭積神饌奉献者一覧（敬称略、順不同）

○宮崎県産米改良協会
・秦　　安廣（宮崎市大島町）　　・森　　通弘（串間市大字南方）
・内村　忠行（都城市高崎町）　・勘場　孝次（えびの市大字大河平）
・西　　哲郎（児湯郡木城町）　・菊池　光雄（延岡市北方町）
・藤本　政夫（西臼杵郡五ヶ瀬町）
○花ヶ島農産組合
○花ヶ島第一農産組合
○下北方農産組合
○えびの市農協
○宮崎青果株式会社
○宮崎中央青果株式会社
○京屋酒造有限会社
○宮崎県神道青年会（※御神田米）
○宮崎神宮氏子青年会
・南方支部　　・池内支部　・大島支部　・村角支部　・瓜生野支部　・花ヶ島支部
・神宮東支部　・下北方支部　・住吉支部　・石川　正盛
○宮崎神宮神武養正講社
・稲木　文子　他三名（国冨支部）　　　・椎　　恒徳　他二名（下北方支部）
・時任　良喬　他四名（下北方支部）　・田村　久士　他九名（花ヶ島支部）
・布施　利男　他六名（花ヶ島支部）　・石丸　和孝　他三名（花ヶ島支部）
・日高　正利　・谷口　久義　他四名（大塚支部）　・杉山　金吾　他五名（恒久支部）
・児玉　静雄　・井野　義美　・井上　栄男　・梅本タケ子　他三名（西米良支部）
・福山　三義

多数ご奉献賜りまして、誠に有難うございました。
尚、奉献品は宮崎市内の福祉施設にお頒ち致しました。

 

本年は野菜等を受け取りに伺いますと、長雨の影響からか

「今年はあんまり穫れんかったがな～」とのお声を多数お聞きしました。

その一方、神武さまにお供えするために、今年からご自分の庭などで

野菜を作られた、との嬉しいお声もお聞きすることができました。

 

祭典を終えて、去る４月に発生した熊本地震のことを思い出しました・・・

発生より１ヶ月を経た頃に復興支援活動に参加させていただきましたが、

あの日以来、中々足を運べずにいます。（復興支援活動様子はこちら）

 

いつもと変わらぬ形で、祭を斎行できることが如何に有難いことか、

唯々感謝するばかりであります。

 

１１月２３日は、勤労感謝の日でもあります。

有縁無縁の多くの方々に支えられて、各々の現在があるわけでございます。

神様はもとより、互いへの感謝の気持ちを忘れずに、我が国がさらに美しく

末永く続くより良い国でありますことを心からご祈念申し上げます。