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誓い新たに
2017-03-24
ようやく春の陽気を感じる季節となってきました。
境内の山桜も満開を迎えました。
さて、本日非常におめでたい金婚式が本殿にて斎行されました。
以前は市内のホテルに当宮神職が出向し、金婚式が斎行されていたようですが、
昭和50年代半ば頃に途絶えてしまったようです。
当時から在職される先輩神職に話を伺いますと、本殿にて金婚式が斎行された
ことは記憶にないということです。
今回来宮されたご夫妻は、新婚旅行で鹿児島県霧島を訪れたそうで
当時宮崎に立ち寄れなかった事を残念に思われており、この度目出度く
その思いが通じてか、金婚式を挙げる運びとなったようです。
夫婦円満の秘訣をお伺い致しましたところ、
”何でも本音を言い合えること”だと仰っていました。
また奥様のお話によりますと、
一番いなくていいのがお父さん、
でも一番いないと困るのがお父さん、とも。
さぁて、気持ちも晴れ晴れした事だし今日からまた喧嘩三昧だなぁ~
と、仰って笑顔でお帰りになられたお二人の後姿が目に焼き付いています。
二人の心は松吹く風音清く幸く真幸く在らしめ給ひ
妹背の山の弥髙く伊勢の国二見ヶ浦の夫婦岩の如く
堅磐に常磐に変わる事なく
これから先も仲睦まじく、ご健勝にてお過ごしの程を心からご祈念申し上げます。
10年後のダイヤモンド婚の際にも、お二人ご一緒の来宮をお待ちしております。
今日ばかりは、私も少しは妻に優しくなれそうです(笑)
五十年を過ぎて再び交わしたる三ツの盃誓新たに