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例祭、御神幸祭を終えて
2017-11-03
神社には重大なお祭が3つある。
それは祈年祭(2月17日)、新嘗祭(11月23日)、例祭である。
祈年祭、新嘗祭は五穀豊穣、諸産業等の発展を祈り、感謝申し上げる祭であり、特に新嘗祭は今日も「勤労感謝の日」として祭日のなごりを留めている。
 
例祭については、各神社の由緒によって選び定めている。
宮崎神宮の例祭は、ご祭神神武天皇が「八紘一宇の皇謨」を樹て給いて、日向の國を御進発された日を、現在の暦にあてはめると10月27日となり、その前日(10月26日)と定められたと伝えられている。

御陰をもって、本年も去る10月26日、当宮例祭が多くのご参列をいただき恙なく斎行された。
ところで、当宮の御神幸祭(神武さま)は、御東遷の御聖業を偲び奉って斎行されるものである。
本年も例に漏れず、10月26日後の最初の土曜、日曜、つまりは10月28、29日に斎行される予定であった。
しかしながら、先週に引き続いてまさかの台風発生。
しかも今回の台風、なかなか進路が定まらない。天気予報に一喜一憂しながら、斎行を願ったが、台風はほぼ最悪に近い進路をとった。
残念ながら御神幸祭は1日目は中止、2日目に復路のみを御神幸という変則的なものとなったが、「復路のみでも斎行できて良かったですね。」との多くの声をいただけことは誠に有難かった。
 

関係各位には例年以上の気苦労をお掛けしたことを深くお詫び申し上げますとともに、
ご尽力いただいた多くの方々に衷心より厚く御礼申し上げます。
 
さて、いよいよ11月。
本日3日は、明治天皇の御誕生日にあたり明治祭を斎行、そして七五三詣と境内は賑わいをみせた。
個人的なことを申せば、本日は私が宮崎神宮に奉職した節目の日となる。
かつて私は大学卒業後、神職資格取得の為にに上京し1年間を明治神宮でお世話になった。
明治天皇ゆかりの日に、祖父、そして父も神明奉仕に勤しんだ宮崎神宮に、穂がなかった私を導いていただいたことは、畏くも御神縁によるものだと信じて疑わず、深く感謝するばかりである。
 
あれから十数年・・・
 
本年も例に漏れず、私にも少しは穂が出たのだろうかと、
自問しながら過ごす日となった。
宮﨑神宮
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