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宣戦奉告祭
2015-12-08
本日12月8日は大東亜戦争開戦の日にあたります。
当時の様子が記されていましたので、ご紹介致します。
 
宮崎神宮旧社報「美あかし」 昭和十七年一月一日發行

勅使長船知事參向の上 畏し宣戰奉告の盛祭 十二月十七日壯嚴に執行さる

未曾有の大東亞戰爭に際會して神明の厚き加護を?念あらせられるゝ思召しを以て、畏き邊りにおかせられては、官國弊?に勅使を御差遣遊ばされ、夫々嚴肅なる臨時奉幣祭を執行せしめられたが、宮崎神宮では去る十二月十七日午前十時より勅使長船宮崎縣知事參向の上嚴肅盛大な大祭を執り行つた。
 
この日初冬の陽光は燦として神都を照し紺碧の空一點の雲もなく戸?にへんぱんと飜へる日の丸の國旗を縫うて參列する七萬市民の代表等は禮服に威嚴を正し陸續と聖地宮崎神宮に參集する。各官公署代表者越川地方裁判所長、靑山檢事正、吉田高農校長、靑木市長、日高市會議長、西澤助役、有馬縣會副議長、日高宮中学校長、軍部より平野聯隊區司令官、谷村少將等の各代表が參道、祓所鳥居前に堵列、勅使を御待申し上ぐれば一般參列者、各學校、?國振興隊、各官公署長、市會議員、商工會議所議員、神宮評議員、在鄕軍人分會、國婦、愛婦、市民代表各區長等無慮二千名が神宮大前廣場に參列壯嚴極まりなき宣戰奉告祭の時刻を待つ。これより先き勅使長船知事は午前九時四十五分衣冠束帶に威儀を正し甲斐秘書課長、杉田祭務官補の随員を從へ、縣廳の正廳を出發、一般市民沿道に堵列するなかを同九時五十分宮崎神宮第一鳥居前到着、手水、修祓を受け、神職先導で御幣物を奉じて所定の勅使座に參進、奏楽の音に臨時奉幣祭の式典に移る。
 
式は河合宮司御扉を開き畢りて側に候し、禰宜以下御饌を獻じ、次いで河合宮司は恭々しく祝詞を奏上し、勅使随員御幣物を宮司に奉れば河合宮司御幣物を神前に奉奠す、次いで長船勅使は神前に進み、朗々と御祭文を奏し、親しく宣戰のことを御奉告聖戰完遂に神明の加護を深く?念すれば、宮司御祭文を受けて是を神前に納め勅使に反命し更に勅使は奉る玉串を恭しく神前に奉奠して拜禮、次いで勅使随員拜禮、宮司、禰宜以下拜禮を終り、靑木市長、平野聯隊區司令官、參列員代表有馬縣会副議長が恭々しく玉串を奉つて拜禮、神饌を撤し宮司御扉閉ぢ畢りて本座に復すれば勅使は參向と同様随員を從へて退下、?務所にて直會の儀があり、同十一時三十分發歸還せられた尚參列者一同は靑木市長の發聲で萬歳を三唱し、こゝに未曾有の國難突破に神明の加護を?念する宣戰奉告祭並に臨時奉幣祭を滯りなく終了した。
 
また同時期に県内の神社おいても臨時の大祭も斎行されたようです。
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