宮﨑神宮のホームページ

宮崎神宮の摂社である宮崎市下北方町鎮座の皇宮神社。

 

 

地元では皇宮屋（こぐや）と呼ばれ、宮崎神宮の元宮でもあります。

神武天皇が大和地方にご出発になる４５歳まで当地に宮居された場所であると

云われています。

 

そんな皇宮神社の近くに、さらに神武天皇ゆかりの地があることをご存知でしょうか？

 

往昔神武天皇此地ヲ距ル東南三町余今宮﨑宮摂社ノ在ル所ニ宮居シ給ヘル時屡此眺望佳良ナル丘上ニ於テ涼ヲ取リ給ヒシ冷宮ノ旧跡ニシテ此辺ニ古墳十二アリ小字ニ皇宮野古市塚原等アリ又縣道ヲ南ニ距ル五町ノ阪路ヲ皇路坂ト称ス里人此辺一体ノ地ヲ御東征以前宮域ノ霊地ナリト云ヒ傳フ冝ナルカナ
明治四十四年一月建　宮崎宮社務所

 

 

 涼の宮跡
北方約一町の台上に在り神武天皇皇宮屋に宮居したまへる頃附近の風光を愛でつゝ涼を取らせ多まひしといふ所な里
昭和十年五月建立　明治會宮﨑支部

 

 

大宮地域まちづくり推進委員会設置の看板には、

その昔、狭野尊（さののみこと・のちの神武天皇）が、この地に住まわれていたころ、

南に開けた眺望のよいこの場所で「涼」を取っていたと伝えられている。

と書かれています。

 

神武さまが目にしたであろう景色とは異なる現在ですが、神武さまの足跡を伝える

重要な石碑として、是非とも語り継いでいきたいものであります。 

 

 

ここ数日は早朝の涼しさから、少しずつ秋の訪れを感じるようになりました。

 

日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕にでもお散歩がてら

神武の森にて涼を取られてみては如何でしょうか？？？