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返せ!
2017-02-07
去る2月3日、恒例の節分祭、追儺行事(ついなぎょうじ=豆まき)を斎行致しました。
例年より多くの方にお参りいただいた感じを受けました。
豆を撒く方も、拾われる方も共に笑顔になる清々しいひとときとなりました。
さて、本日2月7日は何の日かご存知でしょうか???
答えは「北方領土の日」です!
Q北方領土の日とは?
北方領土の日をいつにするかについては、ソ連が択捉島への侵略を開始した8月28日などいくつかの候補があったそうですが、最終的には1855(安政元年)に江戸幕府とロシア(当時は帝政ロシア)との間で、最初に国境の取り決めが行われた日露和親条約が結ばれた2月7日に決まったそうです。2月は「北方領土返還運動全国強調月間」として、2月7日を中心に全国各地で様々な行事や活動が行われます。
Q北方領土とは?
北方領土は北海道根室沖に連なる歯舞群島(はぼまいぐんとう)、色丹島(しこたんとう)、国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)の四つの島で、父祖伝来の地として受け継いできた我が国固有の領土です。1855年、日本とロシアとの間で調印された日魯通好条約(下田条約)は、当時自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の国境をそのまま確認するものでした。それ以降も、北方四島が外国の領土となったことはありません。
第二次世界大戦終戦間近の1945年8月9日、ソ連は1941年に署名され、当時有効であった中立条約を無視して対日参戦しました。そして日本がポツダム宣言を受諾し、降伏の意図を明確に表明した後の同年8月28日から9月5日までの間に、北方四島のすべてを占領しました。当時四島にはソ連人は一人もおらず、日本人は四島全体で17,291人が住んでいましたが、ソ連は1946年に四島を一方的に自国領に編入し、1949年までにすべての日本人を強制退去させました。それ以降、今日に至るまでソ連、ロシアによる不法占拠が続いています。
北方領土は北海道根室沖に連なる歯舞群島(はぼまいぐんとう)、色丹島(しこたんとう)、国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)の四つの島で、父祖伝来の地として受け継いできた我が国固有の領土です。1855年、日本とロシアとの間で調印された日魯通好条約(下田条約)は、当時自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の国境をそのまま確認するものでした。それ以降も、北方四島が外国の領土となったことはありません。
第二次世界大戦終戦間近の1945年8月9日、ソ連は1941年に署名され、当時有効であった中立条約を無視して対日参戦しました。そして日本がポツダム宣言を受諾し、降伏の意図を明確に表明した後の同年8月28日から9月5日までの間に、北方四島のすべてを占領しました。当時四島にはソ連人は一人もおらず、日本人は四島全体で17,291人が住んでいましたが、ソ連は1946年に四島を一方的に自国領に編入し、1949年までにすべての日本人を強制退去させました。それ以降、今日に至るまでソ連、ロシアによる不法占拠が続いています。
Q北方領土に神社はあったの?
戦前、千島列島には69社の神社が存在していたことが確認されております。北海道根室市琴平町鎮座の金刀比羅神社には、島の方々が身を挺して奉遷された11社の御神体が預けられています。
戦前、千島列島には69社の神社が存在していたことが確認されております。北海道根室市琴平町鎮座の金刀比羅神社には、島の方々が身を挺して奉遷された11社の御神体が預けられています。
毎年各社例祭日には、元島民をはじめとする方々が金刀比羅神社社殿に於いて祭典を行い、一日も早い北方領土の返還が祈念されています。
◆金刀比羅神社で御神体をお預かりしている神社
・国後島 老登山神社 ・多楽島 市杵島神社
・国後島 近布内神社 ・水晶島 金刀比羅神社
・水晶島 市杵島神社 ・多楽島 金刀比羅神社
・志発島 金刀比羅神社 ・色丹島 色丹神社
・志発島 西浦泊稲荷神社・多楽島 大海竜王神社
・国後島 東沸神社
・国後島 老登山神社 ・多楽島 市杵島神社
・国後島 近布内神社 ・水晶島 金刀比羅神社
・水晶島 市杵島神社 ・多楽島 金刀比羅神社
・志発島 金刀比羅神社 ・色丹島 色丹神社
・志発島 西浦泊稲荷神社・多楽島 大海竜王神社
・国後島 東沸神社
詳細はこちら→根室金刀比羅神社ホームページ
宮崎県内40歳以下の神職で組織される「宮崎県神道青年会」では、昭和47年より
北方領土返還要求運動を続けられています。(詳細はこちら)
私はスーツを着る際に、必ずと言っていいほど見つける徽章があります。
少し前の話ですが、北海道で働く友人と会う機会がありました。
「ねぇ、それ何のバッチ???」
「あ~これね。千島桜!」
千島桜は北方領土返還要求の象徴である花なのです。
「え-!北方領土のこと考えてくれてるの!?」
北海道から遠く離れた宮崎において、私がそのバッチをつけていることに
大変喜ばれていました。
北方領土に限らず、先の大戦や東日本大震災、熊本地震等々、
何事も皆から忘れ去られてしまうのが一番恐ろしく悲しいことなのです。
北方領土のみならず、竹島や尖閣諸島など領土問題は多くあります。
他のどの国の話でもなく、我が国の話です。
問題解決へ向けて、一人一人が正しい理解と認識を深め、
声を上げていくことが大切です。
二十四節気の一つである立春も過ぎ、春の気が立ち始める季節となりました。
冬と春の分かれ目に当たる日ですが、北方領土ではまだまだ雪が降り続いている
ことと思います。
北方領土に真の春が一日も早く訪れますことを、心からご祈念申し上げます。