宮﨑神宮のホームページ

本日、午前10時より除蝗祈願祭を斎行致しました。
この祭は、「蝗（いなご）を除く」と書くように、稲作をはじめ農業の虫除けを

祈るものです。
 

春の祈年祭（きねんさい）、秋の新嘗祭（にいなめさい）は、例祭（当宮は10月26日）と

並び神社の最も重要な祭典で、それぞれ五穀の豊穣を祈り、神の恵みに感謝して、

国の繁栄と人々の幸福を祈る大祭であります。

 

東日本大震災や原発の影響により、稲作を行えない地域が多数あると聞きます。
米作りは我が国の基。古来、農業特に稲作を生活の基礎として栄え、今日に至って

いる我が国にとって大きな問題です。

 

「豊葦原千五百秋瑞穂国」という言葉をご存じでしょうか？
 

「とよあしはらの　ちいおあきの　みずほのくに」と読みます。
 

豊に葦が生い茂り（豊葦原）永遠に（千五百秋）瑞々しい稲穂が実る国（瑞穂国）
ということで、日本国の美称です。

 

改めてこの素晴らしい国に生まれた事に喜びを感じ、神職として自然に神々の働きを

感じ取って来た先人達の神話的情感を伝えていきたいと思います・・・。