ブログ
あるべき姿
2013-10-31
去る平成25年10月26日、27日に御神幸祭(神武さま)が斎行されました。
今年こそ、天気の心配はしたくないと思うも・・・
雨どうこうではなく、何と大型の台風がゆっくりゆっくり日本列島に向かってきました!
しかし、九州上陸直前に東に進路を変えてくれました。
ということで、近年には珍しく天気に心配のない2日間となりました。
御発輦(ごはつれん)直前。
御鳳輦を担ぐ人を駕与丁(がよちょう)と言い、30名おられます。
太陽の光を浴び、光輝く鳳凰。
稚児さんも元気いっぱい歩きました。
シャンシャン馬
神武天皇ご東遷の際のおきよ丸も出航。
本年も皆様のお陰をもちまして、滞りなく斎行できました。
衷心より厚く御礼申し上げます。
当宮の例祭は、ご祭神神武天皇が「八紘一宇の皇謨(はっこういちうのこうぼ)」を樹て
給いて、日向の國を御進発された日を、現在の暦にあてはめると10月27日となり、その
前日(10月26日)と定められたと伝えられています。
そして御神幸祭(神武さま)は、ご東遷の御聖業を偲び奉って斎行されます。
つまり本来、御神幸祭は10月27日、28日になります。
しかし今では、参加者等のことを考慮し、10月26日後の最初の土曜、日曜に斎行されて
います。
どの神社の祭でも、その日に行う意味があり、その縁の日に行うのが本義であります。
当宮に限らず、先のような理由から、祭典日が変更されている神社が多々見受けられ、
本来の意義が薄れているように感じます。
しかしながら、氏子さんをはじめ”人”があっての祭であることも事実。
理想であるのは充分承知してますが、しっかりと考えていきたいと思います。
「今日は神武さまやから、学校は休みじゃぁ」
「今日は仕事休んで、神武さまに来たっちゃが」
いつかまた、神武さまの日にそんな声が聞こえてくるように・・・